スポーツの時は、単焦点眼鏡


スポーツの時は、遠近両用ではなく単焦点眼鏡

DSC_0040 眼科を受診の際、眼鏡処方を希望されました。お話を聞くとスポーツ「卓球」の時に使っている眼鏡について、「度数が合わないせいなのか、使いずらい・・」との事。使用中の眼鏡と現在の眼を検眼すると、度数も違っている上に遠近両用レンズが入っていました。眼科医からは、「上下左右で見え方が変わるレンズはスポーツには望ましくないですよ。」と、指摘を受けて単焦点の眼鏡処方をしました。

遠近両用レンズは、見る箇所で見え方が変わる

持っている眼鏡は、遠近両用

R)sph-1.00D cyl-0.50D Ax180°
      Add+1.25D(加入度) 

L)sph-1.25D cyl-0.75D Ax180°
  Add+1.25D(加入度) 

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1.遠近両用レンズ
   の設計
2.遠近両用レンズの設計


年齢別加入度
40歳~45歳 +1.00D~+1.50D
45歳~50歳 +1.50D~+2.00D
50歳~55歳 +2.00D~+2.50D
55歳~60歳 +2.50D~+3.00D
60歳以上 +3.00D~
年齢別加入度

若い時は、遠くも近くも良く見えていますが、この年齢に達してくると、近くの細かい文字などが見にくくなりはじめます。
「眼の調節の衰え」ですので、遠方度数(sph)に上記の度数を足して(加入)あげるのです。もちろん個人差はあります。
 
<例>
■正視(遠視も近視もない)の人で45歳⇒+1.50Dの眼鏡を掛けると近くが良く見えます。
■遠視(+1.00Dの凸レンズ)の人で53歳⇒+3.25Dの眼鏡を掛けると近くが良く見えます。
■近視(-3.00Dの凹レンズ) の人で60歳⇒±0.00 眼鏡を外して裸眼で近くが良く見えます。
 
■乱視がある場合は、乱視も入れます。
■完全矯正(視力1.2)-4.00Dの近視で44歳、(視力0.7)-3.00D位の弱い眼鏡を常時掛けるなら、この眼鏡で近くもよく見えます。



 

■画像のように遠近両用レンズの中は、見る箇所によって度数の強さが変化しているレンズです。患者さんの持っている眼鏡の中は、このように度数が流れています。レンズの上(遠用)・中(中間)・下(近用)・側方(歪む部分)でボールをみると、ボールの大きさや形までもが変わってしまう事になります。

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遠くを見る
ポイントで
見た場合は
正常サイズ
近くが見えるポイ
ントで見た場合は
拡大と、ボヤケが
側方で見た場合
は、歪んで見える


 

スポーツには、一面が同じ度数の単焦点レンズを

持っている眼鏡と、完全矯正の比較

※持っている眼鏡
R)sph-1.00D cyl-0.50D Ax180°
      Add+1.25D(加入度) 

L)sph-1.25D cyl-0.75D Ax180°
  Add+1.25D(加入度) 


※完全矯正(乱視は必要ない状態でした)
R)sph-1.50D  

L)sph-1.75D 優位眼(利き目)



 

利き目を考慮した(単焦点)眼鏡処方

R)sph-1.00D (0.8弱)

L)sph-1.25D (0.8強)

※利き目の方を見やすく合わせ、
   両眼で視力1.0

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どこで見ても一面が
同じ度数 (単焦点)


!アドバイス
眼鏡を常用している場合で、スポーツ時にコンタクトレンズを使う人も多いです。眼鏡には眼とレンズの隙間があり、例え単焦点レンズでもコンタクトレンズのような視界の広さは確保できません。スポーツの時には、激しい動きでズレてしまう眼鏡よりも、動かず視界の広いコンタクトレンズを使うと良いです。


 
 


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