■70代女性 近視・強度乱視 「凹レンズの近用眼鏡」

70代女性 近視・強度乱視「凹レンズの近用眼鏡」

【乱視の特徴.1】
乱視の特徴として、子供を含む若年のうちは角膜の縦カーブがきつい直乱視(ちょくらんし)が主で、眼鏡レンズの乱視は角膜カーブが緩い水平180°方向に合わせます。個人差で170°、10°等もありますが、基本の方向は横方向です。「若い人=直乱視」という特徴になります。 乱視の矯正眼鏡
【乱視の特徴.2】
一方で、高齢になるとその逆で角膜の横カーブがきつくなります。これを倒乱視(とうらんし)と言い、眼鏡レンズの乱視を角膜カーブが緩い垂直90°方向に合わせるようになります。個人差で100°、80°等もありますが、基本の方向は縦方向です。「高齢=倒乱視」という特徴になります。
【乱視の特徴.3】
「歳をとってから乱視になった。」または「老眼になったら乱視も出てきた。」普通に多く起こる年齢的な変化で、角膜の横カーブがきつくなりcyl-1.00D Ax90°等の倒乱視(とうらんし)が現れます。若い頃はcyl-1.00D Ax180°等の直乱視(ちょくらんし)でも加齢変化により倒乱視へ移行しますが、子供の頃からcyl-4.00D、cyl-5.00D等の強度乱視の人は水晶体の歪みである水晶体乱視が大きく関係しており、年齢を経ても眼鏡レンズの乱視軸度は180°等の横方向のままです。
完全矯正 
【右】sph-4.00D cyl-4.00D Ax165°
【左】sph-5.00D cyl-4.00D Ax20°
このように強い近視と乱視の眼は遠用眼鏡をはずして裸眼で文字を見ると、とても顔を近づけて見るようになりますので、丁度良い距離で文字が読めるような凹レンズの近用眼鏡が必要です。乱視(cyl)のパワーの半分を近視(sph)に足すと、【右】がsph-6.00D、【左】がsph-7.00Dとなり、それぞれの眼の裸眼焦点距離は【右】16.5cm、【左】14.0cm。


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眼鏡度数

【近用】
【右】sph-1.50D cyl-2.50D Ax165°
【左】sph-2.00D cyl-2.50D Ax20°
何でもかんでも「老眼年齢だから老眼鏡が必要」という事ではなく、老眼鏡の要否は眼鏡をはずして裸眼での見える距離で決めます。(近眼)
■近視の裸眼焦点距離
 process 
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強い乱視の場合は、眼鏡の型崩れに注意が必要です。例として、sph-2.50D cyl-2.00D Ax180°で作ってある眼鏡があります。 曲がると物が縦長に見えます。このように視力にすぐ影響が出やすいので丈夫なフレームが理想です。 完成品


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