■70代男性 白内障手術後の眼鏡 「手術は遠方合わせ」

70代男性 白内障手術後の眼鏡 「手術は遠方合わせ」

「-白内障- 水晶体の加齢変化」
水晶体はタンパク質33% 水分66% ミネラル1%から構成されています。加齢とともに紫外線などの外界の誘発因子により不溶性蛋白が増加して硬くなってきます。白内障の原因である水晶体の加齢変化は、調節力低下の原因でもあります。

「検眼度数」
Vd=0.6        (1.0×sph+0.25D cyl-0.75D Ax105°)
Vs=0.9×IOL(1.0×sph+0.25D cyl-0.75D Ax  80°)

眼内レンズ(英: Intraocular lens, IOL)は、白内障手術で水晶体を摘出したときに挿入れる人工の水晶体。

非常に左右のバランスが良いそれぞれの眼。右眼は眼内レンズ未挿入眼で、左眼は眼内レンズ挿入眼です。手術は遠方合わせになっているので裸眼視力も良好ですが乱視が残っている関係上、眼鏡で乱視を補正した方がクリアな見え方になります。水晶体乱視は消滅しますが角膜乱視は術後も残るためです。
手術をしていない右眼は微量の白内障混濁のせいか裸眼視力も落ちていますが、こちらも乱視補正で矯正視力が良好になります。手術済みとそうでない眼が左右ともに同じ矯正度数になることは稀で、眼鏡が装用しやすいことでしょう。

「人口水晶体」
一般に用いる眼内レンズとは「単焦点眼内レンズ」のことを言い、単焦点であるゆえ焦点は一つ。「遠方」もしくは「近方」のどちらかが見えるようになります。元来、遠くが良く見えていた人は再び裸眼で遠くが見えるよう、眼内レンズの度数調整にて遠方合わせにするのが一般的です。この場合、眼の焦点は遠くに合っており中間・近方は見えませんので遠近両用眼鏡が重宝します。

DSC_0040 DSC_0040

眼鏡度数

【右】sph+0.25D cyl-0.75D Ax105°
  ADD+2.50
【左】sph+0.25D cyl-0.75D Ax80°
  ADD+2.50
上下の浅いフレームに遠近両用レンズを入れる場合、老眼部分が殆ど切り取られてしまう事もあるので注意が必要です。
■遠近両用レンズ・・・
 process 
DSC_0040 DSC_0040 DSC_0040
枠をかけて黒眼の位置を定めると近用が少し途切れてしまいます。 近用部がレンズ内に全て入るように上下幅を少し伸ばした型にします。 完成品「遠近両用眼鏡」


ログイン